千葉県成田市のフレンドリーパーク下総でLinkTOHOKU様主催の「トレーニングレース@下総」を、昨年に引き続き湾岸サイクルユナイテッド様、ReadyGoJAPAN様と一緒に運営サポートをさせて頂きました。
ちょっとお堅い話になりますが、このトレーニングレースの主目的は、
①レースに出て怪我をしない為に、最低現必要なスキルを身につけてもらう事
当たり前と言えば当たり前なんですが、誰も怪我をしたくありません。
社会人の場合は、務めている会社にも迷惑がかかりますし、家族にも迷惑がかかります。
せっかく巡り合った趣味ですので、怪我無く楽しんで貰いたいと思っています。
②普段レースではやらない事にチャレンジして欲しいという事
皆さん今まで観戦されたホビーレースを思い出してください。
余程の脚力差が無い限り、大体どのレースでもスタートから最終周回までの間は、先頭集団がある程度のスピードで走り、
最終周回あたりでペースが上がり、千切れる人が現れゴールスプリントで勝者が決まる。
こんな感じではないでしょうか。
このレースに負けた選手はこのレースの後に何を考えるのでしょう。
恐らく、ゴールスプリントの能力を磨く為の練習をするんだと思います。
という事は又同じ事の繰り返しになるはずです。
ロードレースでのゴールスプリントは展開の一つではありますが、それが全てではないはずです。
単独・強調して逃げたり、その逃げにブリッジを仕掛けるのも展開の一つのはずですが、
そういう展開をホビーレースで見る事は滅多にありません。
逃げが出ない前提のレースとなれば、よりゴールスプリントで勝者が決定するパターンになってしまいます。
趣味でレースを行われている方に対してそれを否定するつもりはありませんが、将来プロを目指す子供達が
それではとても世界なんて見えないと思っています。
トレーニングレースに参加してくれた子供達にはぜひ普段しない単独逃げに挑戦したり、前の集団にブリッジしてみるといったチャレンジをしてもらいたいと思います。それをする事で、自分に不足する力がどういうものか。
どの程度不足しているのか。どの距離・速度差であれば追いつけるのか、追いつく際のペース配分はどのくらいなのか等が経験として身に付く事になります。
この経験をせずにレースに出た場合、その選手は集団内で中切れが起きた時に後ろに居たらレース終了になるんでしょうね。
このトレーニングレースで、色々な展開にも対応できるようになってもらいたいのと、チャレンジする事の癖付をして貰いたいと思っています。
今回の講習では、真っ直ぐ走れているかの確認方法や、二人で並走しお互い肩を軽く押し合ってみたり、ゼロスタートからのダッシュ時に体重の乗せ方、上半身の使い方、左右それぞれ単独でのブレーキング、コースを歩いて落車ポイントでのコース取り、歩いてのローテーション練習等々を行いました。
皆さん真剣にでも楽しく講習を受けておられました。
せっかく習った事ですので、ぜひまた自身でも安全な場所で練習して下さい。
その後は、午後の部のクラス分けの為もあり、1周でのタイムトライアルを行いました。
ここでLinkTOHOKU・湾岸サイクルユナイテッドの選手を除いたランキングで、我がFlechaの四家さんが2分7秒のトップタイム!
ホストチームとしての面目は保てましたかね(笑)
午後からは、2時間エンデューロを行いました。
ここでは、現役E1選手が含まれているので、ホビーの方はまず優勝なんて出来ません。
だからこそ、主目的である「普段やらないことをやる」をやって頂きたいんです。
周回コースなんですから、千切れてもしばらくすれば後ろから早い集団はまたやってきます。
それまで少し休んで、集団が来たら積極的について行く事も出来ます。
それを普段の通りに走っていると勿体ないんです。
いかにこの環境を上手く使って練習をするかで、お得度は段違いです。
しかもこれだけの充実度で、大人は3,000円、女性1,000円、子供は無料!
普通のレースイベントですと、3,000円だと10km(20分程度)も走れませんが、
トレーニングレースなら少なくとも2時間は走れます。
希望者はお替わりも可能ですから(笑)
今回もたくさんの方にご参加頂きました。
特に女性と子供達の参加者数が、全体の4割以上という他のレースイベントではまず見られないですね。
今後も継続して行いたいと思いますので、ぜひまたご参加ください。
最後になりましたが、急遽主催をお願いしたにも関わらずお受け頂いたLinkTOHOKU様、運営サポートとしてご協力頂いた湾岸サイクルユナイテッド様、ReadyGoJAPAN様、その他の運営サポート頂いた全ての皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。